人生初コインランドリー体験inフランス

午後。生涯初のコインランドリー体験。アジアにいる時は、すべて手洗い。そして部屋干し。だが、先進国では、文明の利器がある。これを利用しない手はない。 が、ランドリーに行ってみて愕然とする。取扱説明はすべてフランス語のみ。英語嫌いの矜持がヒシヒシと伝わってきた。が、こちらもここまで来て、退くわけにはいかない。 まずは中国系のおにいちゃんを捕まえ使い方を教わった。洗剤の購入法、洗濯機の使い方。今回マスターすれば、以後ヨーロッパ各国で使えるのだ。おにいちゃんと同じだけの洗剤を入れスタート。

ここでちょっとした事件が。既に何台かの洗濯機が小気味よく泡を立てて使用されていた。が、自分の洗濯機に目を移すと、テンデ泡が立っていない。引いて全体を見ると明らかに1台だけ泡立ちが違う。ガラスの中を覗くと自分のだけ水がかなり汚れているのが見えた。手洗いの限界を痛感。というより、少し恥ずかしかった。

洗濯が終わると、次にフランス人の優しそうなおじさんに乾燥機の使い方を聞いた。が、おじさんは英語を解さず、基本はフランス語。不安になり、そこに残っていた、同じくフランス人のおばさんに、これでいいのか聞いた。おばさんも、もちろんフランス語。意味はさっぱり分からず、雰囲気で、おばさんには、きついことを言われているのが分かった。 が、この人たちのおかげで、今までの汚れがきれいに落ち、Tシャツがこんなにも白いことに感動しながらホテルに戻った。ちなみにこの時かかった洗濯代は27F、約650円だった。